百薬の長とはいうものの・・・

子供のころから父親が毎日晩酌をし、おじいちゃんや親戚のおじさんたちなど、私のまわりのおやじたちは、「晩酌は一度も欠かしたことがない」と誇らしげに語るひとが多かった。
飲み続ける理由として、「酒は百薬の長」という言葉がしばしば使われる。小さい頃から好き嫌いが多く偏食気味でやせていた父親の場合は、酒を飲むようになって偏食が多少ましになり、健康になったそうである。
正月に親戚が集まるときなどは、みんなが酒をガンガン飲み、気温が低くても、「酒は体を温めてくれるから」と親父たちは結構薄着で、エコだったかもしれない。
こういう環境であったから、わたしも子供心に晩酌を楽しめるようになったら大人だとおもって、最近(37歳)までできるだけ実践し、晩酌の楽しみもある程度理解できるようになったつもりだ。
ところがここ数年、自分のこれまでの不勉強ぶりが寒々と身にしみて、読書や作文(この日記もそう)などいろいろしないとやばいなと思い始めてきた。
これに関しては、酒に温めてもらうわけにもいかないのだが、日ごろ何かとストレスがたまるので、家に帰ったあとは酒でも飲まないとやってられない。
土日でも子供たちが寝た後にひと頑張りしようと思うのだが、つい誘惑に負けて晩酌してしまうと集中力が持続できず、本を読みながら横になったらあっという間に寝てしまう始末。

最近、社会の流れが禁煙に向かっているため、土日祝は禁煙をしている。ゴールデンウィーク期間中も禁煙を完遂することができた。
これにならって、酒のほうも、平日は無理としても、土日祝はせめて禁酒しようかしら…